森信雄七段一門祝賀会 2016年 (2016.5.4) (byドクター尼子、photo by 涼暮)

まずは乾杯。

歯科医の先生の挨拶が面白かったですね。
『将棋のことは全く知らないが、聖の青春は知っていた。
患者さんが将棋指しと分かったので、
「村山聖さんを知っていますか?」
と聞いたら、弟弟子の山崎さんだった。
歯科医仲間には、将棋が好きな者がたくさんいる。
そこで、
「電話番号を教えてもらえますか?」
と言ったら、快諾してもらった。
それ以来、歯科医仲間とおつきあいをしてもらっている。
山崎叡王とは、そういう間柄です。』
羨ましきもの、それは”主治医”ですね(笑)

いつもは、山崎八段に辛口のエールを贈られる谷川会長。
「今年は、(電王戦の最中で)大変でしょうから、辛口のコメントは控えます。」
その代りに、糸谷八段が辛口のエールをたっぷりと贈られていました。
主賓席で恐縮しきりの糸谷八段でした。


 

 


主賓四名の挨拶は、山口女流二級から。
これが、超ポジティブな決意表明でした。
「有言実行をモットーにします。
来年も壇上で祝ってもらいます。
そして、三年以内に女流王将を獲ります!」
会場からは、どよめきと大きな拍手が。
これに困ったのは、姉弟子と兄弟子たち。
室谷女流二段は、
「女王になって祝ってもらえるように、頑張ります。」
と宣言することに。
糸谷八段も山崎八段は、タイトル挑戦宣言をするわけにもいかず、歯切れが今一つ。
「最近、挑戦の目が次々消えたところで、どうも...。」
と、糸谷八段。
景気の良い話は出ませんでした。

山崎八段は、叡王戦の思い出話を披露されました。
「叡王戦の時は、家族の病気もあり、家族にがんばらせてもらって勝てました。」
と、滅多に話されないプライベートにも触れられました。
大変な状況での番勝負だったのですね。
最後は、A級宣言かな?とも思いましたが、
「関西の将棋界を盛り上げていけるように、糸谷八段と頑張ります。」
と、無難な着地でした。

妹弟子の勢いにたじたじの一幕でした。

メインの席上対局は、ペアマッチと山崎叡王VS糸谷八段の予定でした。
ペアは、山崎・室谷と糸谷・山口の戦いに決定。
「棋風が違うとやりにくいですからね。」
解説者の興味は、山崎・室谷ペアがどうかに集中しますが...。
案の定、意思の疎通が取れず、終盤は一方的な展開に。
「負けました。」
と、頭を下げた山崎叡王でしたが、
「今のは酷過ぎました。次は、必ず勝ちます。」
まさかのリベンジ宣言!です。

 



森師匠を振り返る糸谷八段。
『どうしましょう?』って感じです。
「まあ、ええよ。」
森師匠もやむをえず承認されて、異例のリベンジマッチになりました。
今度こそと意気込む山崎叡王。
序盤は、室谷女流二段に合わせて、良い出だしでした。
が、中終盤に、山崎叡王の疑問手がひとつ、ふたつと重なって...。
「糸谷ペアが即詰み出来なかったら負けというルールに変えましょうか?」
解説の澤田六段にそう言われるほどの敗勢に、山崎叡王、笑うしかありません。
「負けました。」
第1局よりも短手数での返り討ちにあってしまいました。



「いや、僕だけ読み筋が合っていませんでした。他の三人の読み筋はぴったりでしたけど...。」
「妹弟子には悪いんですけど、『間違ってくれ』と願いながら指しました。でもダメでした(苦笑)」
とは、山崎叡王の敗戦の弁。
正しい手を指した山口女流二級。
「対抗形の練習もしています。最終盤は、厳しくいかないといけないと思って指しました。」

ペアマッチも妹弟子の勢いに負けた(?)山崎叡王でした。

恒例の棋士が買ったプレゼントの抽選会。
糸谷八段のぐい呑みが小学生に当たり、森師匠の宝塚スイーツセットが倉敷の飲兵衛おじさんに当たるというミスマッチに沸く中、山崎先生のプレゼントは、
『超高級トイレットペーパー』
なんやねん、それ…?(笑)
「皇室御用達だかの高級トイレットペーパーで、自分では買って使う気になれません。
 後で、使い心地を教えていただければ。」
と言いながら当選券を引いた山崎先生。
なんと、女性に当たりました。
「あ、使い心地、教えていただかなくても結構です。」
意図せず、笑いを取った山崎先生でした。

祝賀会終了後は、これも恒例の二次会。
山崎ファンとしては、『絶対離れないぞ。』って感じで山崎先生について行きます。
居酒屋に入った山崎先生、前に座った女の子と真剣に話し込んでいます。
別の山崎ファンの方に聞いたところ、”お弟子さん”とか!?
うわっ、今日一番の驚き!!
「他の先生が良いよって言ったんですけど。まあ、その、成り行きで…。」
女流ではなく、棋士を目指しているそうなので、頑張っていただきたいものです。
あ、でも、棋士になっても恩返ししないでね(笑)

(完)