棋聖戦81期盤寿記念企画 ザ・対決!! (ザ・リッツカールトン大阪)(2010.8.10)   (ひーちゃん)

 

会場へ向かうと普段着の神吉先生(ある意味貴重)が指導対局を仕切っています 。私は阿久津七段でした。

阿久津先生は前日、竜王戦で羽生棋聖と対局でした。(まさかの千日手)

「来るときはずっと寝てたし、大丈夫ですよ。それに条件は羽生さんも一緒なん で。」
「でも・・・・。結果が違いますしね(小声になっていく私)・・・」
「ああ〜、でもそれはしょうがないです(笑)」
阿久津先生、爽やかですね。

羽生棋聖の指導は人の輪。その次に人気だったのが室谷由紀女流1級。
山崎先生には声かけるスキもない感じ。相変わらず丁寧に指導しています。

お隣の糸谷先生が終わっていたので声をかける。
「先生、痩せましたよね。」 糸谷先生とっても嬉しそう(笑)。

さて、スタートです!
神吉先生、着替えて登場。本日はピンクですね!鮮やか。
神吉先生の進行で、まず解説の木村八段、聞き手の村田女流初段の登場。
「東のトークの天才」と神吉先生が紹介。

◆個性派対決◆ (東)橋本七段― (西)糸谷五段。

木村「橋本さんは昨日関西で対局でしてね、完全な二日酔いです(笑)」   
   「橋本さんは明るいです。普及の面でも非常に話が明るいですね」
神吉「糸谷五段はスイーツと哲学を愛する男」  
   「この間、お酒飲む機会がありましてね、飲んだんですが哲学の話ばっかり 」
糸谷「そういう話しかできませんので・・」(真面目に答えている)
そういうところが女性ファンに人気があるのよ・・・。
shogi-barの宣伝もしっかりして対局開始。
秒読みの室谷由紀女流1級がかわいいということで 急遽神吉先生が側盤に椅子を 移動。

神吉「西に勝ってもらいたいので糸谷先手で」 こういうことはその場で決めるよ うです(笑)。
橋本「え!!今決めたでしょ!!」反論むなしく糸谷五段の先手です。
序盤、橋本七段の作戦がうまくいきました。
そのうち木村先生の自虐含めた解説 が面白くて 盤面に集中できない(言い訳)。
橋本七段の穴熊の攻め方、勉強になりました。
結果は穴熊にした糸谷五段の勝利 。 いきなり熱戦で期待感が高まります。

◆若手bP対決◆ (東)阿久津七段―(西)山崎七段。
(神吉先生的には「西東」と言いたいらしい)


神吉「阿久津くん、勝率どんなもんやっけ?山崎くんは?」
阿久津「6割ちょっとです」
山崎「勝率は似てますが、活躍度が違うので」
神吉「その勝率も私から稼いで・・」
阿久津「いや、先生とは1回も当たったことないですけど(笑)」
山崎「ボクもほとんどないです(笑)」

そして「ただ来るように言われただけ」らしいのですが(ええ!!)
目かくし将棋(脳内将棋)一手20秒勝負・・・のハズがさらに10秒に。

木村「言ってることめちゃくちゃですよ」 本当ですよ。
山崎「目隠し将棋はうまくいったことがないので・・・」
阿久津「今まで失敗したことないですが、そろそろ反則をしそうな気が・・」 自信なさそうな牽制です。
木村「棋士は普通やりたがらないですよ」   
   「みんなの前で恥かいちゃったらね〜」  
   「符号が聞き取れないと困りますのでね」と小声解説(笑)。
神吉「さっきは関西が先手やったから、今度は阿久津くん先手でいこうか」
山崎「いやっ・・」 イヤって言ったね(笑)。笑いました。
神吉「あ、嫌?それなら山崎くん先手で」 お、言った甲斐ありましたね(笑)。
せっかく先手取っただけに負けないで・・と思いながら見ると 早めに9筋突かれて、なんとも嫌な感じ。
王がいきなり危ないですよ・・。 開場もシ〜ンとして、二人が絞り出す符号だけが響いています。 ものすごい心臓がどきどき。
王の逃げ道を作って脱出。5筋〜9筋〜2筋へ逃げるという展開。 ちょっと安全になってほっとしたところ、今度は攻める。
最後に「3七竜」と阿久津七段が飛車を竜と勘違い!反則負けです!
「あ!負けました」

最初に自分で言っていたことが現実になっちゃいました。
お二人とも緊張が解けてほっとした表情。


阿久津「接待かと思ってたら、突然攻められて悪くした」
山崎「緩めてもらって・・何とか勝てました」
大熱戦、お疲れさまでした。

 

さて18時でフルコース開始。 横のテーブルに木村八段が!
前のテーブルには室谷由紀女流1級。棋士がバラバラにテーブルに座ります。

みなさん、ここぞとばかりに棋士とお話したり写真を撮ったり。
きょろきょろすると何か列ができています。羽生棋聖の撮影の大行列でした!

木村先生に突撃。優しい・・。ふにょ〜んとなりました。
次は久保二冠に突撃。実物の方がう〜んとステキですね!
「お酒は飲まれてるんですか?」
「これから対決なんでね〜。赤い顔して壇上登るなって言われたんで一滴も飲ん でません」
「じゃあ、終わったらどっか連れていかれるんでしょうね〜(笑)」
「そうですかねぇ(苦笑)」
「『将棋世界』の東西対決の企画で、久保先生の揮毫入り駒箱当たったんですよ !  久保先生が最後勝ってくれたおかげです。王将と棋王と入っていて宝物です。 」
「そんなに喜んでもらえて、良かったです〜。」
「今日も西の応援ですからね!」
「ぜひぜひ、応援よろしくお願いしますね〜。今後もお願いします。」
ポンポン会話が弾む。気さくでいい空気を持っていますね。
握手した手は日焼けしていて、将棋指しというよりスポーツやってる人の手でし た。
食事と交流でとても忙しいよ〜。

山崎先生落ち着いたかな?(遠い席でした)
「行きません?」と隣の山崎ファンさんに声かけて向かう。
「今日は熱戦でしたね〜」
「危なかったですけど、緩めてもらって良かったですよ。」
目隠しはあまり自信がなかったようで、勝ってほっとしていました。
散々、今日の対局のことを話した後に、 「私JT静岡行きますので、勝ってくださいね。勝てる相手ですよね(笑)」 と、むちゃくちゃなことを言う私。

お返事は3人の秘密ですが、JT以外にも頼もしい話が聞けました!

というわけで期待できそうですよ!ただ「勝てると思うと負けるからな〜」
ああ、本当にソコはお気をつけください・・としか言えない。
握手は毎度毎度の両手握手。もう元は取った気分(笑)。

◆トップ対決◆ (東)羽生棋聖―(西)久保二冠

やるからには勝ちたいというお二人(そりゃそうだ)。

神吉「竜王戦の挑戦者決定戦で戦うのが、なんとこの二人」  
   「今日の対局の結果で決めようか〜」と冗談も飛び出しましたが 壇上はにこやかですが、お互いいろいろ駆け引きがあるんでしょうね。
ここは振り駒で羽生棋聖の先手となりました。 関西なので、久保二冠への声援が多かったです。
久保二冠の飛車が3二に行けば拍手も起こります。待ってました!って感じ。
私はちょっと別のことに夢中であまり見てなかったんです。すみません!! 久保二冠が投了。
羽生「久保さんが指していたな〜と思って」
久保「途中の変化からわからなくなって、サンドバッグ状態でした」
いつものように 羽生棋聖は「ええ、勝ててよかったです。はい(笑)」 飄々と しています。

そしてオークションです。
神吉先生の体の一部(?)、師匠からの大切な本。(揮毫に「永世芸人 神吉も うすぐ七段へ」と書かれている)
「4000円以上しますよ〜」
「1000円!!」
「はい、じゃ決まり!」とオープニングサービス。
競ってい ない(笑)。

糸谷五段からはNHK杯で使用した扇子2本(升田先生の扇子と全棋士扇子)と色紙 と竹の名刺入れ(名刺入り)。
扇子がぼろぼろでした。貴重ですね。

橋本七段は、あのNHK杯で金髪パンチの時に着ていた紫のシャツです! 会場がちょっとどよめきました(笑)。
サイズは「L」とのことですが着るの??
普段書かない色紙をということで「酒と将棋とゆかいな仲間」だったと思います 。

阿久津七段の扇子は貴重でしたよ。「六段 阿久津主税」の横に 「七段 阿久津主税」と揮毫(笑)。
色紙は「アックンの目ヂカラ」。これはちょっぴり歓声があがっていました。

そして山崎先生。「100回は締めているネクタイ」と「闘志」の色紙。 扇子もありましたか。揮毫は・・普通だ。
ここまで、あまり競っていなかったのに値段があがる、あがる。女性が頑張って いる。
結局、男性が落札。さすが山崎先生というところを見せつけました(笑)。

木村八段は「A級にあがったときにつけていたネクタイと記念に作った扇子」 ああ、貴重です。
色紙は「まったなし」。達筆ですよね〜。

久保先生は持ち手のない紙袋をラフに持って登場。
神吉「パン持ってきたん?」 うちのテーブル大爆笑!!
久保「いえ(笑)。羽生さんがいらっしゃるんで言いにくいですが、 王将とったときに記念で作っていただいたボールです。」 (嬉しそう) ゴルフボールに「久保利明」と王将駒がプリント。それとは別に扇子。
久保「ボールは名前書いてあるんで、OB打つ人は止めて下さい。恥ずかしいんで 」

最後は羽生棋聖。まだ店頭に出ていない文庫本の「羽生の頭脳」。
羽生「貴重ですね〜。ええ、サインに日付入れますので」 それから扇子2本。
羽生「ええ、対局でちゃんと使ったものです」おお、使用済みです。 新品みたいにキレイなんで、びっくりしました。

そして、本日の対決に使用された影水作の水無瀬書だったかな?の駒と盤と特注 畳。
無事落札されておしまい。その場で揮毫されます。

全体を通して、棋士の先生のサービス精神が素晴らしかったです。
本当に最後の最後まで楽しませていただきました!満足でした。

オシャレして、将棋を楽しむのもいいものだな〜と思いました。